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光エネルギー工学研究室

山田 純 教授

  • 光エネルギー工学研究室では、可視光から赤外線にわたる広い波長範囲で、特に対象をしぼらず幅広くふく射(電磁波)の伝播問題を取り扱っています。ふく射として輸送されるエネルギーの評価や、波として振る舞うふく射の伝播(例えば物の色)の制御をめざしています。
  • 研究テーマ
  • - 皮膚におけるふく射(光)伝播に関する研究
  • - 周期的微細構造による機能的ふく射表面の創成に関する研究
  • - 壁面に沿う流れの光計測

粒状体力学研究室

佐伯 暢人 教授

  • 研究室では、振動を抑制する装置や振動を利用した機械の開発に関する研究を行っています。その研究内容のほとんどは、企業との共同研究が中心であるため、企業で活躍する方々との接触も多く、今、企業で何が必要とされているかを実感できることが本研究室の魅力です。
  • 研究テーマ
  • - 振動や静電気を利用した選別装置の開発
  • - 帯電した物体の振動挙動の解析
  • - 粒状体ダンパに関する研究

エネルギー変換工学研究室

角田 和巳 教授

  • エネルギーの大量消費やそれに伴う環境問題を、新聞やテレビが報道しない日はないといってもいいでしょう。エネルギーに関する問題はそれだけ身近なテーマであり、技術的側面に限ってみても様々な課題が山積しています。当研究室では、エネルギー変換機などで利用されている熱流体現象の物理機構を解明し、得られた知見を高効率・高性能な機器の開発へ展開していくことを目的として研究を進めています。特に,乱流抵抗の軽減手法、超音速状態における効率的な空気輸送、燃料電池の流体特性等の問題などについて、実験とシミュレーションの両面から取り組んでいます。
  • 研究テーマ
  • - プラズマアクチュエータに関する研究
  • - 透過性多孔質物体周辺場の熱流体挙動に関する研究
  • - ディスク型SOFCを模擬した流路内の空気流動に関する研究

熱工学研究室

矢作 裕司 教授

  • 機械とは、外から与えられたエネルギーを有用な仕事に変換し、人々の仕事の負荷を軽減するものであります。その原動力は、主に熱機関によって得られています。たとえば、航空機では、搭載しているジェットエンジン内で燃料を燃焼させることによって得られた熱エネルギーが推進力となります。近年では、大気圏外まで移動が可能なスペースシャトルや人工衛星用ロケットまでが熱工学の発展によりほぼ実用化されています。21世紀に向けて熱機関は高出力が求められていると同時に燃料となる化石燃料の有限性や大気汚染などの難しい問題を抱えています。熱工学研究室では、省エネルギーと環境問題を考慮した高負荷燃焼の基礎研究を行っています。
  • 研究テーマ
  • - ハイブリッド触媒燃焼に関する基礎的研究
  • - 燃焼強度の異なる希薄予混合火炎の消炎現象
  • - 大規模液体燃料火災の消火に関する基礎研究

耐環境構造工学研究室

宇都宮 登雄 教授

  • 軽量に加え断熱性や衝撃吸収性などをあわせ持つ機能性材料の開発を行っています。この材料は、機械・装置の性能を向上させるとともに、CO2削減や省エネルギーにも寄与する“環境”にやさしい新素材と言えます。また、機械・装置の“知能化”技術の開発を行っています。図のように、内部にセンサー網を構築し、それらからの情報を刻々診断することで安全性を維持することが可能となります。
  • 研究テーマ
  • - ひずみリモート計測センサーの開発
  • - 航空機構造(複合材/金属機械継手)の損傷モニタリング技術の開発
  • - 高機能化ポーラスメタルの創製・力学評価技術の検討

機械制御工学研究室

内村 裕 教授

  • 本研究室は機械やロボットの制御を対象に、制御手法の研究からソフトウェア開発、制御装置への実装、実証実験まで理論から応用に至る総合的な研究を行っています。また、ネットワークや無線通信を応用しながら高いリアルタイム性を実現するリモートセンシングや遠隔制御の研究も行っています。
  • 研究テーマ
  • - ネットワーク経由の遠隔操作技術の研究
  • - 人型ロボットの上体協調制御に関する研究
  • - 無線ネットワークによる移動ロボットの制御に関する研究

流体力・流体現象応用研究室

諏訪 好英 教授

  • 流体力を応用した発電、反応の場あるいは熱や物質の輸送手段としての流体の応用など、流体が持つさまざまな特性・能力を工学分野に応用する研究を行っています。また高粘性流体やエアロゾル(気体中に微粒子が分散したもの)の力学特性に関する基礎的な研究も行っています。環境やエネルギーに密接した研究開発により、広く社会に還元できる技術をめざしています。
  • 研究テーマ
  • - 流体力応用の新たな発電技術
  • - 気相中における二次粒子生成現象の研究
  • - 高粘性非ニュートン流体のレオロジー特性評価

レーザー応用工学研究室

松尾 繁樹 教授

  • レーザーは人類がつくり出した新しい光源で、従来の光源では不可能なことを実現できます。光の特徴の一つは、透明材料の内部に入り込めることです。さらに、レーザー光の場合は、光の波長程度(1マイクロメートル以下)の領域まで絞り込むこともできます。これらの特徴を利用し、透明材料の内部を加工したり、内部にある物体を動かしたりする研究を行っています。
  • 研究テーマ
  • - 超短パルスレーザーによるガラスの内部微細加工
  • - 内部物体の非接触駆動
  • - 光る新物質の作製

固体力学研究室

坂上 賢一 准教授

  • 近年、機械や構造部は極限環境下(宇宙、高温、高圧)での使用や高機能化(マイクロ化、軽量化、長寿命化)などの要求により、使用する材料の高性能化が進んでいます。材料を安全に使用するためには、材料試験や実験を通じて材料に関する知識の拡充や材料に起こる現象の理解が必要です。私たちの研究室では、変形や強度を扱う固体力学をもとに、破壊に関連する研究を行っています。
  • 研究テーマ
  • - 破壊に関する研究
  • - 材料試験機の開発と製作
  • - 画像処理による変形計測・破壊評価法の開発

細胞デバイス研究室

二井 信行 准教授

  • 細胞は生体の最小単位である。よって、細胞の機能をデバイスとして用いることが容易となれば、従来の多くの純工学的なデバイスにくらべて、生体医工学の諸問題への包括的な解決に寄与すると考えられる。
  • 本研究室は、「生き物である細胞をラボ外でいかに扱いやすくするか、そして細胞からいかに情報を取り出し、デバイスとして生かせるか」という問題に対し、その解決の基盤となる技術は何かを考え、そしてそれをより実現可能性の高いかたちで試作し実証するということを試みている。
  • 研究テーマ
  • - モバイル細胞培養のためのオンチップ雰囲気制御系
  • - 細胞培養チップの自動調製・長期保存技術
  • - リコンフィグラブルマイクロ流体システム
  • - シングル神経細胞のオンチップ軸索分離

マイクロ工学研究室

丹下 学 准教授

  • 微細加工技術の発達によって、1mmの1/10や1/100の大きさのセンサやメカを作ることが出来るようになっています。本研究室では、実験とシミュレーションの両方から、目に見えないほどの小さな現象を解明することを目指しています。
  • 研究テーマ
  • - 人工伝熱面上の沸騰気泡合体
  • - 液滴変形を利用した光学デバイス
  • - 熱膨張で動く極小アクチュエータ